巧遅拙速 こうちせっそく :
上手で遅いよりも、下手でも速いほうがいいということ。

孫子がサンマを打ったら強かっただろうな〜?
大きな手をテンパイするだけより、ノミ手でもあがる方がいい。
それと、
打牌が遅いのは下手に見られるし、何も考えずに早く切る者は上手く見られる。
多少、考えても、切る牌を持ってから河に切るスピードが速いだけでも「遅い」とは感じない者が多い。(他者のことを「アイツは遅いから!」と言う者は殆どがコレ!)

4字熟語は面白いな〜・・・

秉燭夜遊へいしょくやゆう :
人生ははかなく短いので、せめて夜も灯(あかり)をともして遊び、生涯を楽しもうということ。「秉(と)る」は持つことで、灯をともして夜も遊ぶということ。

矯角殺牛 きょうかくさつぎゅう :
牛の角を安全のために斧で矯正しようとして、ついに牛を殺してしまうこと。

以升量石 いしょうりょうこく :
小人の狭い心では大人物・賢人の大きな心を量り知ることは無理だ、ということ。

矮人看戯 わいじんかんぎ :
物事を判断する見識がないことのたとえ。背の低い人が芝居を見るとき、人にさえぎられてよく見えず、前の人の批評にわけもなく従うことからいう。

記問之学 きもんのがく :
応用のきかない記憶だけの知識、学問。古典の文句をただ棒暗記しているだけで、深く理解してうまく活用することができない学問のたとえ。

夏虫疑氷 かちゅうぎひょう :
見聞、見識の狭いたとえ。夏しか知らない虫に、冬の氷の冷たさを言ってもわからない。

邯鄲之歩 かんたんのほ :
むやみに自分の本文を捨てて他の行為をまねるのは失敗に終わるということのたとえ。

頑迷固陋 がんめいころう :
頑固で物事の正しい判断ができない。考え方が柔軟でなく道理に暗いこと。

頑冥不霊 がんめいふれい :
頑固で道理がわからず、頭の働きが鈍いこと。

鴬鳩笑鵬 かっきゅうしょうほう :
小物が大人物の行為を笑うたとえ。鵬が三千里も滑空すると聞いて、小鳥たちが笑ったというお話。

狷介固陋 けんかいころう :
見解が狭く、古いことにしがみつき、片意地になること。新しいことを嫌うこと。=「頑迷固陋」

呉下阿蒙 ごかのあもう :
進歩のない昔のままの人間のこと。

直情径行 ちょくじょうけいこう :
自分の思うままに行動して相手の立場を思いやらないこと。礼儀知らず。

道謀是用 どうぼうぜよう :
道に沿って家を建てて、道行く人に相談すれば、人それぞれの考えを述べるから、意見は一致しない。ましていちいちそれを取り上げていたのでは、家はいつまでも完成しない。

魚遊釜中 ぎょゆうふちゅう :
煮立てられようとしている釜で泳ぐ魚、まさに風前の灯火。「釜中之魚」

陰徳陽報 いんとくようほう :
人知れず善行を積めば、必ずよい報いとなって現れてくるという意味。

恩讎分明 おんしゅうぶんめい :
恩には恩で、あだにはあだで報いるということを、はっきりすること。

禍福無門 かふくむもん :
偶然ともとれる災いや幸せも、自分自身で招き寄せるものだというたとえ。

玩火自焚 がんかじふん :
火をもてあそんで自ら焼け死ぬ。自業自得のこと。

轗軻不遇 かんかふぐう :
思いどおりにゆかないさま。

急功近利 きゅうこうきんり :
功を急いで目前の利益を求める。目先の利益を追って、はやく業績をあげようとすること。

朽木糞土 きゅうぼくふんど :
精神の腐ったものはどうしようもない。また、やる気のない者のたとえ。

釜底遊魚 ふていゆうぎょ :
前途に全く望みなく絶望的な状況のこと。釜の底に残った僅かの水で泳いでいる魚。煮られる前に死ぬ運命にある。

保守退嬰 ほしゅたいえい :
旧習を守って、新しいことには尻込みすること。

鏡花風月 きょうかふうげつ :
見えるだけで手に取れないもの、直感で感じ取ったり、悟ったりして把握するもののたとえ。

克己復礼 こっきふくれい :
私欲にうち勝ち、社会の規範・礼儀に従って行動すること。

大悟徹底 たいごてってい :
物事の本質・真理を悟って執着心・煩悩を断ち切り、吹っ切れた心境になること。

達人大観 たつじんたいかん :
広く道理に通達した人は、小言に惑わされることなく、高い見地から全局をよく見極め、正しい判断をくだして誤ることがない。

着眼大局 ちゃくがんたいきょく :
広い視野で問題をとらえること

入境問禁 にゅうきょうもんきん :
他国に入ったら、まずその国の禁止事項を聞いて、それを犯さないようにすることが大切、という意味。

嚢中之錐 のうちゅうのきり :
才能のある人は、大勢の中にいてもすぐに才能を発揮して目立つようになること。

妙計奇策 みょうけいきさく :
誰もが想像できなかった優れたはかりごと。

明鏡止水 めいきょうしすい :
一点の曇りもない鏡や静止している水のように、よこしまな心がなく明るく澄みきった心境を指す。

和光同塵 わこうどうじん :
賢人が自分の才智を目立たないようにして、俗世間と調子を合わせること。

六十耳順 ろくじゅうじじゅん :
六十歳で異なる考えも素直に聞き入れられるようになると言うこと。孔子は六十歳になったとき、学問修養も進み、自分と異なる説を聞いても、理にかなえば抵抗なく理解できるようになった。「耳順」は、素直に聞くことが出きる意で、六十歳の意にも用いる。

鶏口牛後 けいこうぎゅうご :
大きな組織に付き従って軽んぜられるよりも、小さな組織の長となって重んぜられるほうがよいということ。