笹嶋友人が、糖尿から足指が壊疽になって切断しなければならなくなった。

右足の薬指をチョット怪我したと言ってた。
「足の指に巻く網の包帯は無いかな〜?」と言うので、隣の薬局で買った。
何日経っても包帯を巻き続けている。

その内に、その指が黒くなってきた!

「関西医大枚方病院に入院して血管を広げる手術をしますゎ〜。血管を広げれば黒くなった指も治りますので〜」と。
「あ〜、やっぱり血行が悪いから中々治らないんですな〜。」。

その後、「公済病院に転院しますゎ〜。下肢の血管拡張は関西医大では出きんということで」

その後、「関西医大滝井病院に紹介されましたゎ〜。公済病院でも手術が出きんということで」

左下肢の血管を取って、右足にバイパス手術。
「何で人工血管にしないんだろう?」と調べたら、血管外科:江戸川病院にたどり着いた。

見舞いに行ったら、「薬指が壊疽になったので切りますねん」と。
薬指を見たら、墨のように真っ黒になっていた。
第二趾(人差し指)、第三趾(中指)も茶色になってきていたので心配で、笹嶋唯博先生に相談した。

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お問い合わせ内容:その他のお問い合わせ
・透析を受けている
・関西医大滝井病院で左足薬指が壊疽になり切断。
・他の指は、多少茶色に変色してる。
・右足血管を移植。
(術後、先週の日曜日には、左足の甲を触ったところ、ドクドクと脈打ってい
た)
・来週、他の指3本を切断の予定。
・笹嶋先生のお力で何とか出来ないでしょうか?
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すぐに返信が来た。

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お問い合わせの内容が十分理解できませんので確認させてください。
 1.左足第4趾切断 この切断部は治ったのでしょうか?
 2.右下肢に対し血管移植手術をし、その移植血管は脈を打っている
ここまではわかりますが、以下について
 3.他の趾3本を切断予定 これは左右どちらの足でしょうか?
 4.私にしてほしいこととは何でしょうか?
笹嶋 唯博
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有難うございます。

1、包帯を巻いた状態なので確認は出来ておりません。
3、左足の切断した横の指です。
4、血管移植は出来たのに切断しなければならないのは、末梢までの血液の循環が出来ていないということでしょうから、今後もドンドン切り落とさなければならなくなるのかと心配しております。

・この3本は切断しなければならないのか?
・今後も壊疽が広がる心配は無いのかの診断、治療をして頂けないでしょうか?

本人にメールで相談するように薦めたのですが、メールが打てないと言うので私が書かせて頂きました。
知人に ドンドン切断をしていった者が居ますし、膝下から切断して死んでしまった者も居ますので、意気消沈しております。

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返信が着たが、説明が不十分で、内容が伝わっていなかったようだ。
(以後は、返信を貼ることは問題があるので省く)

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説明が悪かったようです。
右足の向こう脛辺りの血管を、左足に移植しております。
その所為か、右足の甲(薬指・中指の付け根あたり)の上皮が多少薄黒くなっています。
(以前の左足の上皮状態と同じような)
で、右足も壊疽を起こすのではないかと心配しております。
経緯
初めは、関西医大枚方病院で血管拡張の手術を受けたのですが改善せず、公済病院を紹介されましたが
公済病院でも血管移植は不可能で関西医大滝井病院を紹介されて入院・手術になりました。

本人に至急、決断するように連絡をいたします。

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返信が来た。

-----------前略-------
当面はこのままで治ってくるのを待つしかないと思います。医師の説明を再度伺ってみてください。

笹嶋 唯博

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 度々で恐れ入ります。

土曜日に退院してきまして(月曜から皮膚科に入院)、日曜日に会ったんですが、残っている親指も茶色く変色してきています。
(バイパス前、バイパス後、切断後の先週の日曜日も普通の肌色をしておりました。)
これは、親指への血流が悪くなったということではないんでしょうか?
このままでは、(他の指の変色状態から判断し)親指も壊疽になってしまいそうな気がします。
このような状態での皮膚科への転科の判断をされた 駒井 宏好先生は間違いでは無いのでしょうか?

バイパス術が不完全だったのでしょうか?
何か対策法はありませんでしょうか?

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------------前略---------------
まずは血管造影をしてバイパスの異常の有無を確認する必要があります。それ
で異常がなければ別な原因を考える必要があります。足の写真をカメラで撮影して送ってください。

笹嶋 唯博

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 今日、病院に行って足の撮影をして、添付して送った。
足甲側
足裏側






 本日、病院に行ってきましたが、足指の色は薄くなっていました。
退院時には、包帯をグルグル巻きにしてあったので、血行が悪く茶色になっていたのでしょうか?
まだ多少色が茶色いのですが、指で触ると色が薄くなります。
しかし、指の温度は低いようです。
これまでの説明は、左足と書いておりましたが右足の間違いでした。
このぐらいの色になれば大丈夫ではないでしょうか?

皮膚科では、V.A.C.ULTAR型陰圧維持管理装置を装着しておりました。

バイパス術後の灌流圧測定レポートを添付しました。

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“神の手を持つ名医”としてお忙しい先生が、このように相談に即日に返信してくださる!
俺は夜中に書くんだから、何時読んで、何時返事を書かれるんだろう?
有り得ないことだ!

何という崇高なお方なんだろう?
「医は仁術なり」という言葉は、笹嶋先生の為にある言葉だ!



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笹嶋唯博先生のメディア紹介情報
2012.12.15 BS準月日(BS151ch, 12.15 (土) 19:30-20:55
2012.H.18テレビ朝日(5ch,11。18(日)16:00-17:25「大正製薬 Human Science スペシャル
今、知っておきたい医療の新常識スペシャル
〜iPS細胞最新研究から、がん。脳卒中・糖尿病最先端治療まで〜」
糖尿病足壊疸に対する治療
2012.4.15朝日新聞日曜日朝刊:コラム−ひと−
糖尿病壊疸の足を救う血管外科医
2007.3.19神の手を持つ名医たちシリーズ(日本テレビ「スッキリ!!」)全国放映
File No.7糖尿病患者の足を救う外科医
2003.8.22テレビ健康番組「からだ元気科」(日本テレビ)全国放映
糖尿病による歩行障害:血管移植手術

笹嶋唯博先生のホームページ
笹嶋唯博先生のホームページ

血管外科:江戸川病院
住所:〒133-0052 東京都江戸川区東小岩2-24-18  電話:03-3673-1221

血管外科:メディカルプラザ江戸川
住所:〒133-0052 東京都江戸川区東小岩2-6-1  電話:03-3673-1566

最寄駅:JR小岩駅、京成江戸川駅(江戸川病院・メディカルプラザ江戸川共通)

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“神の手を持つ名医”としてテレビなどで紹介され、全国的に有名な心臓血管外科医、笹嶋唯博先生(旭川医科大学外科学講座 循環・呼吸・腫瘍病態外科学分野 教授)をお招きし、4月30日(木)に、第1回 救肢研究会 in 庄内を開催することが決定しましたビックリマーク

じつは同日、笹嶋先生が当院で手術を行なうことになり、せっかくの機会だから・・・ひらめき電球と、庄内地域での講演をお願いしたところ、快くお引き受けくださったのです。

ということで手
心臓血管外科の関井浩義Drに、笹嶋先生のことを聞いてみましたマイク

庄内余目病院のブログ-笹嶋先生 「足壊疽で治療不能と言われ切断にいたる患者さんはまだまだ多いのが現状ですが、実は足壊疽は治療不能な病気ではありません。治療の中で最強に位置するのがバイパス治療です。バイパス治療の中でも足壊疽治療に欠かせないのが下腿動脈再建術(ディスタルバイパス)です。

笹嶋唯博先生は下腿動脈再建術の日本の先駆者で、ずっとトップを走り続けておられる先生です。末梢血管外科において、私はこの15年間、笹嶋先生の背中を追っかけてやってきて、今尚、追いつけないというのが実感です。私が赴任してから、当院でも下腿動脈再建術は標準的手術となり多くの足壊疽の患者さんを治療させていただいておりますが、今回、先生をお招きして行う手術は特殊で、下腿動脈が全く消失した患者さんに対して末梢の静脈にバイパスをつなぎ静脈側からの組織灌流を狙う手術で、現在、旭川グループ以外では成功例はないと思われます。
https://ameblo.jp/amarumehp/entry-10247063166.html